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業務改善アイデアを優先順位付けする

出そろった業務改善アイデアを、効果の大きさと必要な手間の二軸で並べて着手順を決める方法。すぐ着手・計画して着手・すき間で・見送りの四分類と、場面別の選び方、見積もりの落とし穴を解説します。

AI支援で作成9uick編集部が内容を確認
業務改善アイデアを優先順位付けする

業務改善アイデアを優先順位付けする

改善アイデアは、思いついた順でも声の大きい順でもなく、「効果の大きさ」と「かかる手間」の二つで並べると着手順が決まります。効果が大きく手間が小さいものから手をつけ、効果が小さく手間が大きいものは見送る、という単純な形が基本です。ここでは二軸での仕分け方と、場面によって選び方がどう変わるかを扱います。

効果と手間の二軸で四つに置く

出ているアイデアを、次の表のどこに入るかで振り分けます。まず置いてみるだけで、議論せずに着手順の見当がつきます。

効果\手間 手間が小さい 手間が大きい
効果が大きい すぐ着手する(最優先) 計画して着手する
効果が小さい すき間時間でやる 当面は見送る

左上から取りかかり、右下は思い切って捨てます。悩む時間がいちばん惜しいので、右下を先に外して選択肢を減らすと、残りに集中できます。

効果と手間を見積もるときの勘どころ

  • 効果は頻度で見る: 毎日起きる小さな手間は、たまに起きる大きな手間より、積み上げると効果が大きいことが多い。回数の多さも効果に数える。
  • 手間は着手する人に聞く: 旗を振る人の「すぐできそう」と、手を動かす人の見積もりはずれやすい。実装する人の感覚を採る。

場面別の選び方

同じ二軸でも、置かれた状況によって優先の付け方は変わります。

アイデアが一気に出そろった直後

数が多いので、まず「効果が小さく手間が大きい」を落とし、残りだけを二軸に並べます。全部を丁寧に評価しようとすると、仕分け自体が重い作業になります。

人手も時間も足りない時期

効果が大きくても手間の大きい案には着手しません。すぐ終わる小さな改善だけを拾い、余力ができてから大きい案へ戻ります。

効果が読めない案が混じるとき

見積もれないものは、いちばん小さい形で一度だけ試し、その結果を見てから二軸のどこに入るか判断します。試し方の広げ方は小さく試してから導入範囲を広げる方法が参考になります。

運用例

たとえば問い合わせ対応のチームで、返信文の下書き作成、履歴の検索、集計の自動化という三案が出たとします。返信文の下書きは毎日発生し手間も小さいので最優先、集計の自動化は効果は大きいが仕組み作りが重いので計画枠、履歴検索の改善は効果が読めないので最小の形で一度試す、と置けます。担当と着手週まで決めれば、順番の迷いはなくなります。

そもそも改善の候補が十分に出ていないなら、先に業務効率化の対象を見つける棚卸し方法で洗い出してから並べると、優先順位付けが空回りしません。

優先順位付けでつまずくところ

効果を金額だけで見て頻度を無視する。 すると、毎日の小さな手間が後回しになり、現場の不満だけが残ります。起きる回数も効果に含めて評価し直します。

出た案すべてに同時に手をつける。 どれも中途半端で終わります。同時に進める改善は一つか二つに絞り、片づいてから次を出します。

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最初の一手

いま手元にある改善案を、効果と手間の四つのマスに置くところから始めてください。並べ終えたら、左上の一つだけに担当と期限を付けます。動き出す案が一つあれば、優先順位付けは前に進みます。

参考情報

業務改善アイデアを優先順位付けする | 9uickメディア