文章作成・出版

プロフィール文と奥付情報の準備

公開直前に奥付と著者プロフィールで手が止まる原因を、載せる項目が不明・書ける実績がない・公開範囲が未定の三つに切り分けて対処を解説。両者に最低限そろえる項目、実績を盛らないプロフィールのひな形、抜け漏れを繰り返さない備えまで示します。

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プロフィール文と奥付情報の準備

プロフィール文と奥付情報の準備

公開の直前になって奥付やプロフィールで手が止まるのは、文章力の問題ではなく、何を載せるかを決めていないからです。本文に集中している間、この二つは後回しにされ、いざ出す段でまとめて悩むことになります。手が止まる場所は「載せる項目が分からない」「書ける実績がない」「どこまで公開するか決められない」の三つに分けられ、それぞれ対処が違います。

奥付とプロフィールは役割が違う

先に二つの違いをはっきりさせると、悩みが半分に減ります。奥付は本の身元を示す欄で、書名・書き手・いつどこが出したか・問い合わせや権利の窓口を載せます。プロフィールは書き手を紹介する文で、「なぜこの人がこの本を書いたのか」を読者に伝えます。事実の記録が奥付、信頼の手がかりがプロフィールです。ここを混ぜると、奥付が自己紹介文になったり、プロフィールに発行情報が紛れたりして、どちらも中途半端になります。

手が止まる場所を見分ける

止まったら、次の順で切り分けます。はじめに載せる項目がそろっているか、次にプロフィールの中身が書けるか、最後に公開範囲を決められるか。項目が未定のまま中身を書こうとすると迷い、公開範囲を決めずに書き始めると後で全部書き直しになります。この順で見ると、直すべき一か所が見つかります。

載せる項目が思いつかないとき

最低限そろえる項目を、先に空の枠として置きます。埋まらない欄は、調べる先が決まっていない印です。

  • 奥付: 書名、書き手の表記、発行した主体と時期、版の別、問い合わせの窓口、権利の表示
  • プロフィール: 名前や筆名、立場や肩書き、扱っている分野、この本との関わり、連絡や次の導線

ただし、必要な項目や表示の仕方は、出す形態や配信先によって変わります。何が必須になるかは、出そうとしている配信先の公式案内で確認してください。ここでは特定の配信先で求められる項目を断定しません。

書ける実績が見つからないとき

実績が薄いと感じても、話を盛る必要はありません。誇張したプロフィールは、本文の中身と釣り合わないと、かえって信頼を損ないます。埋められる事実だけで、次のように短く組み立てます。

〔氏名または筆名〕。〔扱っている分野や活動〕にたずさわり、本書では〔本書のテーマ〕をまとめた。連絡は〔問い合わせ先やフォーム〕。

この空欄を自分の情報で埋めれば、実績が少なくても無理のないプロフィールになります。肩書きが定まらないときは、いま取り組んでいることを普通の言葉で書けば十分です。実績の見せ方をもう少し丁寧に整えたいときは、実績を誇張せず伝える書き方が参考になります。

どこまで公開するか決められないとき

個人の情報をどこまで出すかは、公開してから引っ込めるのが難しいので、出す前に線を引きます。本名で出すか筆名にするか、連絡先は個人の宛先ではなく問い合わせの窓口にするか。載せる候補を「公開してよい」「関係者だけ」「出さない」の三つに分け、迷う項目は出さない側へ寄せておくと安全です。この一冊が広く読まれる前提で、後悔しない範囲に整えます。

抜け漏れを繰り返さない備え

準備のたびに一から悩まないよう、自分用のひな形を一つ持っておきます。奥付とプロフィールの項目を並べた枠を作り、次の本では中身を入れ替えるだけにします。配信先ごとに求められる項目が違う部分だけ、差分として足していきます。プロフィールは古くなりやすいので、本を出すたびに見直す時期を決めておくと、肩書きや活動の食い違いを防げます。この工程が一冊づくりのどこに位置するかは、文章を一冊の形にまとめる実践ガイドの「出す直前」の節で確かめられます。

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参考情報

プロフィール文と奥付情報の準備 | 9uickメディア