日程調整・会議

大人数イベントの日程アンケート設計

懇親会や全体会など大人数イベントの日程アンケートを一度で決めきるための設計チェックリスト。選択肢の粒度と数、回答形式、締切の切り方、同数時の決め方まで、配る前に確認する項目を段階別にまとめました。

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大人数イベントの日程アンケート設計

大人数イベントの日程アンケート設計

懇親会や全体会のような大人数イベントの日程は、全員の空きが重なる日を探すのではなく、「どの日なら最も多く集まれるか」を一度のアンケートで測って決めます。設計の良し悪しで回答率と集計の手間がほぼ決まるため、配ってからでは直せません。この記事では、配る前に確認する項目を、選択肢・回答形式・締切・結果の扱いの順のチェックリストにまとめます。

会議の日程調整とは分けて考える

出席が必須の会議なら、枠を決められる人の都合から固める段取りが速く、その進め方は参加者が多い会議の日程をまとめる方法で扱っています。イベントで同じことをすると「幹事の都合で決めた」と映ります。イベント側の必須条件は主賓と会場だけに絞り、残りは多数決で決める前提でアンケートを組みます。

選択肢を固めるときのチェック

  • 主賓と会場の都合を先に確かめたか。送別会なら本人、周年行事なら登壇者の予定です。ここを飛ばして配ると、集計後に「最多の日に主賓が来られない」と分かり、アンケートごとやり直しになります。
  • 選択肢の粒度をそろえたか。「金曜の夜」「水曜の夜」のように、日付と時間帯のセットで統一します。「来月のどこか」のような幅のある選択肢が混ざると、票を足し合わせられません。
  • 選択肢の数を一桁に収めたか。数週間分の平日を全部並べると票が散り、最多の日でも少数票になります。幹事側で先に曜日と週を絞ってから聞きます。
  • 「どの日も難しい」の選択肢を付けたか。ないと、参加できない人が未回答のまま残り、締切前の催促がその人たちに空振りし続けます。

回答形式のチェック

  • ◯×の二択か、△を挟んだ三段階かを決めたか。△は答える側の負担を下げる代わりに、集計で「△を出席に数えるか」という迷いを生みます。数え方まで決めてから採用します。
  • 記名式にしたか。日程アンケートは誰が来られるかにこそ意味があるため、記名が基本です。匿名で取ると、最多の日に主賓が×を付けていても気づけません。
  • 設問を日程だけに絞ったか。会費の希望や食事の好みまで同じ用紙で聞くと、その分だけ途中離脱が増えます。確定後の案内で分けて聞けば済みます。
  • 締切まで回答を変更できるようにしたか。予定が動いた人が自分で直せない仕組みだと、そのずれは当日の無言欠席として表面化します。

締切と配り方のチェック

  • 締切を会場予約の期限から逆算したか。回答締切、会場確定、開催案内の順に日どりを置き、それぞれの間に数日の余裕を挟みます。
  • 「締切後は集まった回答で決めます」と依頼文に書いたか。この一文がないと、締切後に届く「その日は行けません」に幹事が振り回されます。
  • 催促は締切前日に未回答の人だけへ送ると決めたか。全員宛の再送は、答えた人には雑音でしかなく、次回から依頼自体が読まれなくなります。
  • 集計する人と決める人を分けて決めたか。幹事が複数いると、集計まで終わったのに決定だけが宙に浮くことがあります。

締切の長さに迷うときは、投票期限を決めるときの判断基準の考え方がそのまま使えます。

結果の扱いのチェック

  • 決め方を依頼文で宣言したか。「最多の日」なのか「主賓が出られる日のうち最多」なのか。宣言と違う決め方をすると、次回から回答する意味を疑われます。
  • 同数だったときの決め方を用意したか。「会場を取りやすい日を優先」と先に書いておけば、幹事の独断には見えません。
  • 結果発表に、都合が合わなかった人への一言を入れると決めたか。多数決で決める以上、外れた側への一文が次回の回答率を守ります。

配り直しになりやすい設計

候補を出しすぎて票が割れる。 最多の日でも参加見込みが伸びず、絞り込みのための二度目のアンケートを配ることになります。二度目は回答率が確実に落ちるため、配り直すより、上位の日のうち会場が取れる日を幹事が選んで確定するほうが早く立て直せます。

昼の部と夜の部を同じ表に混ぜる。 夜だけ難しい人の×が「その日付の×」として集計され、実態とずれます。時間帯を決めかねているなら、先に時間帯だけを二択で聞き、日付のアンケートはその後に分けて出します。

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配る前の最後のひと手間

送信する前に、自分で自分のアンケートに答えてみてください。答え終わるまでに一分以上かかるか、どこかの設問で手が止まるなら、直すのは回答者ではなく設計のほうです。

参考情報

大人数イベントの日程アンケート設計 | 9uickメディア