文章の重複を見つけて削るチェックリスト
章・段落・文・語の順で重複を探すチェックリスト。各項目に漏れたときに起きることを添え、削る重なりと残してよい繰り返しの見分け方、チェックを回すのに適した時点まで、寄せ集めた原稿で特に効く形で整理します。
文章の重複を見つけて削るチェックリスト
重複は、書いている本人には見えにくく、読者には「話が進まない」と感じさせます。削るときは上から順に文を直すのではなく、大きい単位から探すと速く終わります。章まるごとの重なりを見つけてから、文の言い直しへ降りていく順です。このチェックリストは、複数の原稿を寄せ集めた文章や、長く書き継いだ文章で特に効きます。
大きい単位から手をつけると手戻りが少ない
先に語や一文の重なりを直しても、あとで章ごと消すと決まれば、その修正は無駄になります。だから章・段落・文・語の順に降りていきます。まず全体を見渡して重なった章や段落を統合し、残った文章の中で文と語の言い直しを整理する。この順なら、消える場所を磨く空振りが減ります。
章と段落で重なりを探す
- 同じ主張が、複数の章に分かれて書かれていないか → 漏れると、読者は「さっきも読んだ」と感じ、途中で離れます
- 各章の結論が、互いに言い換えの関係になっていないか → 漏れると、章を分けた意味が消え、全体が間延びします
- 一つの論点を、二つの具体例で二度説明していないか → 漏れると、例が増えるほど要点がぼやけます
- 見出しの直後の一文が、見出しを言い直しただけになっていないか → 漏れると、章の入りが毎回もたつきます
文と語の言い直しを整理する
- 前の文で述べたことを、次の文が言い直しているだけになっていないか → 漏れると、一段落の情報量が実質半分になります
- 「〜という」「〜すること」など、なくても通じる語が連なっていないか → 漏れると、一文が伸び、主語と述語が遠のきます
- 同じ修飾語が近い場所で繰り返されていないか → 漏れると、強調したい言葉が効かなくなります
- 結びが、本文の文をそのまま抜き出しただけになっていないか → 漏れると、まとめが要約ではなく再掲になります
削る重なりと、残す繰り返しを見分ける
繰り返しがすべて悪いわけではありません。長い文章で、離れた場所の要点をもう一度思い出させる再掲は、むしろ親切です。見分ける目安は距離です。読者がまだ覚えていそうな近さで同じことが出てくれば冗長なので削り、章をいくつもまたいで忘れたころに出てくるなら、要点の再掲として残します。迷ったら「初めて読む人が、ここで前の話を覚えているか」を基準にします。
いつチェックを回すか
このチェックは、下書きを書き切った直後、推敲のいちばん初めに回します。誤字や表記のゆれを直す校正よりも前に、内容の重なりを削るのが順序です。表現を磨いてから章ごと消すと、磨いた時間が無駄になるためです。内容の直しと表記の直しをどの順で進めるかは推敲と校正の違いと進める順番にまとめています。
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参考情報
- 9uick Cover 公式サイト9uick Cover / 確認日 2026-07-17
